2022年のHS改正に伴う日本の関税改正

 2022年1月1日から新しいバージョンのHS品目表の使用が開始される予定となっています。
 この改正に合わせ、我が国の関税率表(関税定率法別表等)が改正となりますが、この改正案の概要が税関ホームページに掲載されています。
 「関税・外国為替等審議会 関税分科会 配付資料一覧(令和2年11月30日)」中の下記資料です。

 品目表の改正となる主な物品には次のようなものがあります。

全てのドローンを第88.06項に分類
全てのドローンを第88.06項に分類
  • 加熱式たばこ及びニコチン製品
    現行(HS2017)では、加熱式たばこは、パイプたばこなどを含む第24.03項 、ニコチンパッチは化学品などを含む第38.24項、それぞれの「その他のもの」に分類。
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    HS2022では、加熱式たばこ等は、第24類「たばこ及び製造たばこ代用品」の中に新設
  • 食用昆虫
    現行(HS2017)昆虫類の乾燥したものは、第04.10項「食用の動物生産品」の「その他のもの」に分類。
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    HS2022では、昆虫類の乾燥したものは、第04.10項に新設される「昆虫類」の号に分類される。
  • 無人航空機(ドローン)
    現行(HS2017)では、HS品目表の解釈に関する通則3(b)の規定により、主たる機能に基づき分類される。例えば、 第85.25項「デジタルカメラ」や第88.02項「ヘリコプター」に分類
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    HS2022装備品等の機能によらず、新設の第88.06項「無人航空機」に分類される。

 これらの改正は、現在国会で審議中の「関税定率法等の一部を改正する法律案」に組み込まれており、通常、本年の3月31日までに国会を通過する予定となっています。
 HS品目表の改訂に伴う改正は、同法案の新旧対照表中の3ページから192ページに及ぶものです。
 詳しい中身については、「2022年版HS品目表改正の概要」のページをご覧下さい。

2022年版HS品目表改正の概要

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